~まるで革?!世界でも人気の幻の紙といわれた擬革紙~

日本遺産のまち「明和町」の魅力発見
江戸時代から昭和の初期にかけて、不浄のものとして革類を帯びることが許されなかったお伊勢参りのお土産として大ヒットした擬革紙製の煙草入れ。
一見すると革のような見た目ですが、持ってみると軽くてびっくり!和紙をイノシシのキバで椿油を使いながら、磨き上げ革のような質感に仕上げていきます。和紙を使用しているので、カラーバリエーションも豊富♪1900年のパリ万博で金賞を受賞したほど、世界的にも評価の高い「擬革紙」ですが、新材料の出現などにより、衰退し三忠も昭和10年に廃業。加工技術も途絶えてしまいました。しかし、三重県の玉城町・明和町が発祥の地ということで擬革紙の復興に取り組み、平成25年についに擬革紙が完成!
三重県の伝統工芸品として認定されました。現在はおかげ横丁のみで販売されています。

【店舗情報】
擬革紙煙草入れ資料館「三忠」
住所:三重県多気郡明和町新茶屋180-4
電話:0596-52-0701
駐車場:あり
近鉄明星駅、または明野駅より徒歩20分
※ご利用は予約制です。事前にご連絡をお願いします。
※掲載情報は2017年11月取材時のものになります。